七尾美術館
石川県七尾美術館
七尾市は桃山美術の画聖 長谷川等伯の生誕地であることから、等伯の作品を大型ハイビジョンで鑑賞でき、講演やコンサートが可能なホールを持つ能登唯一の総合美術館となっています。
屋根・壁は緩やかな曲線で構成され、ピロティーの円に沿って正面玄関まで誘導してくれます。
エントランスホールが2階で、第1展示室(池田コレクション・能登ゆかりの作家)、第2展示室(企画展)から1階に誘導され第3展示室(市民ギャラリー)へと。
展示室から展示室への移動で前庭の景色が楽しめる息抜き空間(休憩コーナー)も用意されています。
エントランスホール
7つのドームの屋根が内部にも表現され、Rのやわらかな曲線が温もりのある空間構成となっています。
展示室に続く廊下には、休息できるベンチを設けています。
ちなみに設計は内井昭蔵で、他にも高岡市美術館も手がけています。
「所長」
能登島ガラス美術館
先週末、石川県能登の美術館巡りをして来ました。
石川県能登島ガラス美術館
能登半島の七尾湾に浮かぶ能登島。
その中の小高い丘を上がって行くと宇宙ステーションのような奇抜な建物が目に入ってきます。
ガラス芸術専門の美術館で、世界各国の現代ガラス作家作品を中心に展示されいて、3つのゾーンに分かれた造り(形が全て違う)となっています。
3つの展示ゾーンを繋いでいるのが渡り廊下で、この建物を特徴づけています。
手すりは漆塗です。
それぞれの展示室にたどり着くまでの空間構成が豊かで、心を躍らせてくれます。
また、展示室内部もそれぞれのゾーンに工夫された構成となっていて楽しめました。
別棟の左側の丸い建物は、ミュージアムショップ&レストカフェになっています。
レストカフェ内部
この部分が宇宙船のイメージをさせるのでしょう。
能登島の町おこしとして建てられたため、地域の繁栄を願って設計されたとか。
設計は毛綱毅曠
「所長」