FC2ブログ
設K日記    

建築士の日々の出来事

国立西洋美術館

2020 - 03/06 [Fri] - 18:16

昨年用事で東京に出かけた折に見学した建物を2つ紹介します。

■国立西洋美術館

会館60周年記念「ル・コルビュジェ 絵画から建築へーピュリスムの時代」の展覧会が開催されていたので見て来ました。

この国立西洋美術館本館は20世紀建築の巨匠ル・コルビュジェが設計を手掛けたもので、2016年にユネスコ世界文化遺産の1つとして登録されています。この展覧会はコルビュジェ(本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)が故郷を離れパリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代に焦点を当て、絵画、建築、都市計画、出版、インテリアデザインなど多方面にわたり活動した時代を振り返る企画展となっていました。

ksb1.jpg
正面玄関側


ksb2.jpg
側面より

コルビュジェ建築の特徴であるピロティの柱の上に四角い箱が載っている建物で、外壁の緑がかった玉石洗い出しPCパネルが印象的です。


ksb3.jpg

エントランスより建物の中心のホールへ誘導されると、三角形のハイサイドの窓から自然光が差し込まれ、吹き抜かれた高い天井に圧倒させられます。1階は主に建築模型の展示で2階にコルビュジェ(ジャンヌレ)と友人たちの美術品約100点が展示されていました。


ksb4.jpg

スロープを歩きながら変わりゆく景色を見て上がってゆくと2階展示室が渦巻き状に配置され、この先に何があるのかワクワクする動線となっています。中から外へと広がる展示方法は将来増設可能なようにと考えられています。

コルビュジェの近代建築の5原則
1、ピロティー
2、屋上庭園
3、自由な平面
4、自由なファサード(立面)
5、水平連続窓
この5原則が居住者の生活を豊かにしています。
※国立西洋美術館には屋上庭園・水平連続窓はありませんが、コルビュジェの代表作サヴォワ邸でよく分かります。

「所長」

スポンサーサイト



東京文化会館

2020 - 03/06 [Fri] - 18:11

■東京文化会館

国立西洋美術館の横にあるこの建物は、コルビジェの弟子である前川國男設計の代表作です。
1961年に造られた東京での初期の本格的なコンサートホールです。(日本建築学会作品賞を受賞)

tbk1.jpg
公園側から

公園内の景観に配慮され、軒の高さを控えた大庇の水平ラインと切り取られた開口部が印象的です。


tbk2.jpg
東京文化会館楽屋口側から

重厚感のある建物であるが、コンクリート打ち放しの庇や全ての柱型がRに処理されていて、とても柔らかな表情を醸し出しています。


tbk3.jpg
エントランスホール

床のタイルは枯葉をモチーフにした模様で、公園からそのまま引き込まれてくるような一体感を作り上げています。


tbk4.jpg
広々としたホワイエ

tbk5.jpg

内・外壁の石を打ち込んだPC版は国立西洋美術館と同様の素材を用いることによって2つの建物が同化しています。色彩も赤・青・黒と原色の洗練された色が効果的に使われ、内部空間を引き締めています。

2014年に改築・改修工事が行われリニューアルされました。

「所長」

秋葉区文化会館

2020 - 02/26 [Wed] - 12:13

■新潟市秋葉区文化会館(新居千秋設計)

この建物は複雑な梁や柱がからみあって、見る角度によって違う表情を持つ独特な建築となっています。
第29回村野藤吾賞の受賞作となっています。

abk1.jpg

abk2.jpg

屋上には円形のスロープが繫がっていて、自由に上がれるようになっています。


abk3.jpg

スラブ、壁のコンクリートにはダウンライトが同時打込みされて、ねじれた構造のコンクリート打ち放しの施工技術に感心させられました。


abk4.jpg

abk5.jpg

ホール内部の壁天井も洞窟を思わせるコンクリート打ち放しで、とても印象的でした。


abk6.jpg
                            
外部に面した回廊


abk7.jpg

エントランス部分


abk8.jpg

複雑な壁、梁がこのように独特な空間を作り上げています。


「所長」


アオーレ長岡

2020 - 02/26 [Wed] - 12:05

■アオーレ長岡(隈研吾設計)

長岡駅前に完成した市庁舎とアリーナ・市民交流ホール・ナカドマなどが一体になった複合施設です。

aon1.jpg

aon2.jpg

aon3.jpg

aon4.jpg

ナカドマ(屋根付き中庭)を囲む3棟の建物で構成され、市民の交流の場ともなっています。


aon5.jpg

市庁舎棟1階エントランス


aon6.jpg

交流棟エントランスホール

アオーレは人と人とが会うことを大切にする場所で、「また会おうね」という意味だそうです。ナカドマ中心に人々の交流を見る事が出来ました。又、市民に身近な窓口サービスを開設し、平日が8:30~19:00土・日・祭日は9:00~17:00まで対応しているそうです。
 

「所長」


長岡リリックホール

2020 - 02/26 [Wed] - 12:02

昨年、建物探訪をしてきた中で新潟編を紹介します。

■長岡リーリックホール(伊東豊雄設計)

うねるような屋根がとても印象的な建物で、1996年の建築にしては内部はとても手入れが行き届いており古さは感じさせません。コンサートホールの光の筒とシアターの四角いBOXが屋根を突き抜け、丘を思わせる曲線屋根にインパクトを与えています。

nrh1.jpg


nrh2.jpg


nrh3.jpg

ラウンジのランダムに配置された円柱は林を思わせ、曲線のベンチが多彩な表現を作りあげています。手前右がシアターでコンクリート打ち放しの壁となっています。


nrh4.jpg

ラウンジの光庭が地下(1階)へと光を注いでいます。


nrh5.jpg

波板ガラス(光の筒)で覆われた部分が700席のコンサートホール


nrh6.jpg

正面サブ玄関からスカイウエー(渡り廊下)で新潟県近代美術館などにつながっています。


「所長」


信毎メディアガーデン 講演会・見学会

2018 - 05/10 [Thu] - 18:23

smg1.jpg

8日、4月下旬にオープンした信濃毎日新聞松本本社「信毎メディアガーデン」で講演会・見学会があり参加してきました。


smg2.jpg
1階 ホール (8日の講演会会場)

この日は信毎メディアガーデンを設計した世界的な建築家である伊東豊雄さんが来られ講演を行いました。
「みんなの家」から「みんなの建築」への演題で、約160人が参加されました。


smg3.jpg
1階 エントランス まちなか情報局

この建物は地下1階地上5階建てで、地下が駐車場、1~3階が共用・ショップエリアで、ホール、カフェ、レストラン、雑貨、アウトドアショップ、キッチン、スタジオなどが入っています。
4~5階は、信濃毎日新聞松本本社とMGプレス編集室が入ったオフィスエリアとなっています。


smg4.jpg
5階 信濃毎日新聞松本本社

講演会後には伊東さんや設計事務所スタッフの皆さんが施設を案内しながらデザインの特徴などを説明してもらいました。


smg5.jpg
3階 キッチン

料理実習や食事会が開催できるキッチンは、料理研究家の横山タカ子さんが監修しました。


smg6.jpg
3階 テラス

テラスからは松本市のメインストリートである本町通りを一望できます。


smg7.jpg
外観

建物の外観はルーバー状の外壁と木製の窓枠が特徴的です。

この建物は基礎免震構造を採用しており、地下の駐車場で免振構造を間近で見ることができ、耐震構造の説明も聞くことができました。

 | HOME |  »

プロフィール

Sky

Author:Sky
小林建築設計事務所スタッフのブログです。
ときどき所長も参加しています。
仕事のことから日々の出来事まで、その時に思ったこと、感じたことをつづります。

ホームページ
メール

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

02月 | 2020年03月 | 04月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


最新記事

カテゴリ

検索フォーム

お気に入りブログ

ブロとも申請フォーム

おすすめサイト

QRコード

QR

カウンター