FC2ブログ
設K日記    

建築士の日々の出来事

エコキュート補助金制度

2009 - 05/11 [Mon] - 10:20

エコキュートは空気の熱を利用し、お湯が沸かせる新発想の電気給湯機です。
割安な深夜電力を使用するため、光熱費が抑えられます。

エコキュートには補助金の制度があります。
この制度は、これからエコキュートを住宅等に設置して使用することを予定している方に対して、その購入費用の一部に充てるために補助金を交付する制度です。

ただいま平成21年度エコキュート導入補助金「第1期」募集が始まっています。
これからエコキュートを設置するお客様が対象です。
募集は「先着順」で受付ます。ただし、受付合計金額が予算額に達した場合は、募集期間内でも募集を終了します。

第1期募集期間 平成21年4月23日~6月26日(募集は先着順)
設置完了     平成21年8月20までに設置工事完了のお客様が対象
補助金額     41,000円
申込状況     平成21年5月7日現在 60%(家庭用)

第2期以降の募集期間情報や、申請書の書き方など詳しくは下記のホームページをご覧下さい。
一般社団法人 日本エレクトロヒートセンター「エコキュート導入補助金」受付


  

予算からみた床面積の考え方

2009 - 04/23 [Thu] - 17:54

工事費の予算を考える上で、今考えている予算でどれくらいの広さの家が建築可能なのか、坪単価がいくらになるのか、概算の金額を出してみましょう。

坪単価は住宅を建てるときの、床面積1坪当たりの工事費です。

予算 2500万円 を予定しているとします。

坪 50万円 の住まいの場合
 2,500÷50=50坪

50坪までに延べ床面積を抑えれば予算内に納まる事になりますが、床面積に入らない部分も考慮しておく必要があります。
「玄関ポーチ」や「吹き抜け」は建築面積に入りますが、床面積には入りませ。しかし、実際に工事する部分ですので、施工床面積になります。

坪について、建築面積、床面積については、前にブログの記事に詳しく載せてありますので、こちらの記事と照らし合わせて見ていただくと分かりやすいと思います。
建築の寸法単位について
建築面積、床面積について

建築面積の部分の玄関ポーチ、吹き抜けの面積が「6坪」あるとします。
 6×0.5=3坪

面積の半分程度は予算に入れておく方が無難です。


これらを考慮して計算してみます。

 予算「2500万円」
 延べ床面積が「40坪」の家を想定
 玄関ポーチ、吹き抜けの面積「3坪」

 40+3=43坪
 2,500÷43=58.1万/坪
 
これが概算の「坪単価」となります。

実際は各項目ごとの仕様によって積み上げた額が最終金額となってきます。
たとえば外壁を総タイル貼、エコキュートのオール電化住宅、床暖房など仕様によってかなり金額が左右します。
おおよその目安として考えていただき、設計の優先順位により仕様を決めていく事になるでしょう。


  

住宅用火災警報器の設置義務

2009 - 04/02 [Thu] - 14:20

最近住宅火災による死者が増加してきています。
火災による犠牲者を減らすため、全ての住宅に火災警報器等の設置が義務づけられました。
(消防法及び市町村条例)

新築住宅では、平成18年6月1日から義務づけられました。
既存住宅でも、市町村条例により定められた日から火災警報器の設置が義務づけられます。

長野県では平成21年6月1日から既存住宅でも火災警報器の設置が義務づけとなります。


「取り付け場所」
寝室(子供部屋も含む)
台所(任意)
階段(就寝に使用する部屋のある階段の踊り場)
就寝に使用する部屋が3階以上にある場合、火災警報器等を取り付けた階から2階下がった階の階段。


価格は3,000円~9,000円くらいです。
電池式のやつが比較的安いです。注意事項は、電池交換を忘れずに行ってください。

これらの一般的に売られているものは専門業者に頼まなくても、自分で取り付け可能です。


まだ取り付けられていない住宅にお住まいの方、忘れずに取り付けましょう。
我が家もまだ取り付けていませんので、取り付けなければいけませんね。


火災警報器等の設置義務について詳しい事はこちら
総務省消防庁 ホームページ


  

建築面積、床面積について

2009 - 03/25 [Wed] - 16:23

「建築面積」
建築面積とは、建築物の外壁または柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積です。
建物の真上に太陽を置いた時にできる建物の影が建築面積といえます。
ただし、屋根の軒や庇(ひさし)などは、外壁または柱の中心線から水平距離が「1m以上」突き出ているものは、その先端から「1m後退した部分」は建築面積に入らず、残りの部分が建築面積に算入されます。

「床面積」
床面積とは、建築物の各階またはその一部で壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積をいいます。
ただし、ピロティ、ポーチ、バルコニー、吹きさらしの廊下(吹き抜け)、外気に有効に開放されている屋外階段等は床面積に算入されません。
「延べ面積」とは、建物の各階の床面積の合計をいいます。

分かりやすいように図を描いてみました。


men2.jpg
柱中心線から1m20cm屋根や庇が出ている場合、20cm部分が建築面積に入ります。




men3.jpg
このような「玄関ポーチ」は壁に囲まれていないので「床面積」には入りませんが、柱の中心線に囲まれた斜線部分は「建築面積」に入ります。




men1.jpg
小屋裏のスペースを有効利用して「ロフト」や「物置」を造る事がありますが、高さに注意が必要です。

天井高(図のように天井の高さが異なる時は最高の部分の高さ)が「1m40cm以下」であるものは、床面積には算入されませんが「1m40cmを超える」と床面積に入ります。
また、天井高さが「1m40cm以下」であっても、小屋裏の床面積が下の階の床面積の「1/2以上」になった場合、床面積に入ります。
つまり、床面積に算入されないようにするには、天井高さ「1m40cm以下」かつ下の階の床面積の「1/2以下」の条件をクリアしなければなりません。

使い方にもよりますが「ロフト」を考える場合、天井高さが1m40cmでは使いづらいのが現状ですので、床面積に入れて天井高さに余裕をもたせて造るとよいと思います。
ただ問題は、床面積に算入されるだけでなく、階数が2階建ての場合3階建てになってしまうので、難しいところですね。


  

間取りの考え方

2009 - 03/17 [Tue] - 16:32

家は住む人の生活に合わせて造るものです。間取りを考える上で大切なのは、自分や家族のライフスタイル、趣味、生活習慣等を明確する事です。 まずは自分たち(家族)の生活を見つめる事から始めてみましょう。


ここで管理人が考えた間取りを例に見てみましょう。
「1人で住む」「趣味室がある家」という2つのキーワードをかかげて考えてみました。

これは敷地条件や予算等を考えず、自分が1人で住みたいと思う間取りのみについての「妄想」プランです。言うなれば私の「間取り萌え」ですね。
分かりやすいように簡単に書いています。説明の素材として作ったプランですので、実際の設計図とは異なります。ご了承下さい。

プランを考える前に住む人の人数、欲しい部屋を書きだします。

家族構成  1人
部屋     LDK、趣味室、寝室(クローゼット付)、書斎、予備室、便所、洗面所、浴室
    
HMZ.jpg
ゾーニング

始めに部屋の配置をおおまかに考えてみます。これを「ゾーニング」といいます。
いきなり間取り図を書くのは難しいので、このようにおおまかにブロックに分けて配置します。


HM1.jpg
1階平面図

「玄関」
上が北です。北側玄関から入ります。

「廊下」
廊下を設けていますが、廊下を無くし、玄関から直接LDKに入るプランでもいいと思います。

「LDK」
居間、食事室、台所は1部屋にまとめました。
1人なので広くとっていません。

「音楽室」
趣味室その1です。
ドラムを叩けるように、防音壁とします。

「便所」「洗面所」「浴室」
トイレの入口は廊下からの方が使いやすいかもしれませんが、廊下側は引き戸にできる幅(1820必要)が取れないので、洗面所側から入れるようにしました。洗面所の入口も引き戸なので、開けっぱなしにすれば廊下の感覚でトイレに行けます。

開き戸よりも引き戸が良い点は、開けっぱなしにしても邪魔にならなく高齢者にも扱いやすいので、なるべく入口は引き戸にするように心がけています。

「階段」
階段下の空間を利用して音楽室から使える収納とします。
階段下は天井高さがとれればトイレなどにも使えますし、考えようで使えるスペースとなります。
こういったデッドスペースを利用していきます。

「デッキ」
たそがれ場その1です。
LDK、音楽室から出入りができます。


HM2.jpg
2階平面図

「寝室」
寝室は日当たりのよい南側に配置します。
居間などの主要室は日当たりのよい南側に配置します。
逆に洗面所、浴室、便所、納戸など日当たりを必要としない部屋は北側に配置する方がよいと思います。

「クローゼット」
納戸的な使い方もするので、広めにとってあります。

「書斎」
書斎というカッコいい表現にしていますが、パソコンルームですね。

「お魚の部屋」
趣味室その2です。
釣り好きの魚好きなので、ミニ水族館を作りたいです。

「予備室」
これはお友達が来た時に泊まれる部屋です。

「ベランダ」
たそがれ場その2です。
寝室、お魚の部屋から出入りができます。
お魚の部屋の水槽を置く位置によっては、出入りできる窓にしなくてもよいかもしれません。

延べ面積 93.16㎡(28坪)になりました。
総2階(1,2階の平面形が同じ)の家にする事により、施工がしやすく、屋根面積を抑えられるので金額も安くすみます。総2階は家の基本形といってもよいでしょう。
1,2階の壁位置を同じにする事により、構造的に強い建物になり、耐震性も高まります。

LDKや各部屋は狭いですが、趣味室2部屋を寝室に変えれば、このプランでも2~3人で住むことは可能かと思います。


最後になりますが、お施主さんの「要望」「思い描く理想の家」を現実する事が私共「建築設計事務所」の仕事だと思っております。


  

建築の寸法単位について

2009 - 03/12 [Thu] - 11:03

一般的に建築の寸法の読み方はミリ(mm)単位で言います。
ついつい普段も癖で、1mを1000と言ってしまいます。

建築用語は一般の方には分かりずらいと思いますので、建築の寸法についてお話します。

敷地面積が「○㎡」と言われていまいちピンとこない時はありませんか?
「○坪」なら何となく分かるという方もいると思います。

分かりやすいように「畳」で考えてみましょう。
spzu.jpg
畳1枚が1820(1m82cm)×91(91cm)の大きさです。
畳2枚分の大きさが「1坪」になります。
1坪を㎡に直すと、1.82×1.82で「3.3㎡」になります。
「1820」の寸法を建築業界では「1間(いっけん)」と呼びます。

6畳の部屋の大きさは「畳6枚」の大きさです。
㎡に直すと、3.64×2.73で「9.9㎡」になります。

このように畳に置き換えると分かりやすく、スケール感をつかむのに適しています。

建築業界では一般的に図面を書く上で、1グリットを「910mm」で書きます。
なぜ1mでなくこのような半端な数値なのかというと、日本の古からある面積を表す単位である「尺貫法(しゃっかんほう)」からきています。

「1尺」は「303mm」です。3尺は「半間(910)、「6尺」は「1間(1820)」になります。

明治の初めに尺を定義するときに明治政府が参考にした尺は8種類もあり、そのなかで建築につかわれていた曲尺(かねじゃく)を重視して、何種類かの曲尺のうち享保尺をもとに、メートルを基準にして1尺は1メートルの33分の10と定義したそうです。
58年以後は尺貫法が廃止され、取引や証明に使用することは禁止されました。しかし在来工法の木造建築や和服では、現在でも尺貫法が基準になっています。

尺貫法は現在でも多くの建材が尺寸法で作られています。


  

« | HOME |  »

プロフィール

Sky

Author:Sky
小林建築設計事務所スタッフのブログです。
ときどき所長も参加しています。
仕事のことから日々の出来事まで、その時に思ったこと、感じたことをつづります。

ホームページ
メール

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2021年04月 | 05月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


最新記事

カテゴリ

検索フォーム

お気に入りブログ

ブロとも申請フォーム

おすすめサイト

QRコード

QR

カウンター